締固め(2)

[III-250] 飽和度と締固め度に着目した砂礫盛土材料の変形・強度特性

〇景山 隆弘¹、藤本 達貴¹、白根 岳¹、中島 進¹ (1.公益財団法人　鉄道総合技術研究所)

キーワード：盛土、締固め、三軸圧縮試験

鉄道盛土の施工では，盛土の重要度や軌道構造に応じて設定される盛土の性能ランクに対応する使用可能な盛土材料の種類を規定した上で，施工時の締固め度Dc と地盤の剛性K₃₀値に管理値を設定し，盛土の品質を確保している．その際，Dcは締固め試験で評価した最大乾燥密度を基準として評価し，さらに含水状態は最適含水比付近での締固めを推奨している．しかし，これらは締固めエネルギーにより異なるので，現場でのw_optは不明である．そこで，地盤材料の特性を考慮した施工管理指標を提案するため，ヤング率Eや内部摩擦角fに及ぼすDcとSrの影響を三軸圧縮試験により評価したので，その内容を報告する．