締固め(2)

[III-252] Talbot曲線を用いた堆積軟岩盛土材の現場粒度管理法

〇福島 伸二¹、北島 明¹ (1.株式会社フジタ)

キーワード：盛土材、Talbot曲線、粒度試験

泥岩などの堆積軟岩地山での切・盛土工事では，切土発生の盛土材が造成後に岩砕片状態で残りやすくスレーキング現象による沈下を引き起こすことがあり，沈下防止のためには，盛土材を可能な限り細粒化して粗・細粒分ともに含む粒度分布の良い状態にしてから締め固める必要がある。本稿は，堆積軟岩地山での切・盛土工事で問題となる盛土材のスレーキング性沈下対策として締固め前の盛土材が沈下の生じにくい状態まで細粒化したことを確認するために，粒度管理に現場粒度試験による粒度曲線をTalbot曲線により近似して行う方法を提案し，その適用性を検討した結果を報告するものである。