令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

締固め(2)

座長:中野 正樹(名古屋大学)

[III-253] 小石原川ダムにおける飽和度と締固めエネルギーを重視した締固め管理

〇坂本 博紀1、曽田 英揮2、龍岡 文夫3、小林 弘明4 (1.独立行政法人水資源機構、2.一般財団法人国土技術研究センター、3.東京大学、4.鹿島建設株式会社)

キーワード:フィルダム、締固め管理、締固めエネルギー、飽和度

小石原川ダム(以後,本ダム)は2020年3月現在,福岡県内に(独)水資源機構が建設中の堤高139mの中央遮水壁型ロックフィルダムである.本ダムでは事業者の計画する標準工程において,コア盛立期間が22.5か月と短く,冬期休工期間を設定しないことから,築堤後の間隙水圧の残留や圧密沈下量が懸念された.これらの課題解決の一環として,飽和度と現場の締固めエネルギーに着目して締固め管理方法を高度化し,高密度,低透水,低含水,低圧縮なコア施工を実現した.本稿はその検討内容と施工実績の概要をとりまとめたものである.

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