締固め(2)

[III-254] Research on the effective utilization of finer ferronickel slag as earthwork material(Part1 Study on the mechanism of long-term strength development)

〇Koki Hachiya¹, Takaaki Yokoyama¹, Kazuyoshi Tateyama¹, Noboru Tachino², Tokuo Nakazawa², Satoshi Ida², Takeshi Ishiguro³, Masafumi Hirata³ (1.Ritsumeikan University, 2.Nippon Yakin Kogyo , 3.Maeda Corporation)

Keywords:Ferronickel slag, Specific surface area, Suction, CBR, coefficient of subgrade reaction

日本冶金工業(株)大江山製造所ではステンレス鋼の原料であるフェロニッケルを製錬しており，その際に発生する微粒スラグ（BFNS）の土工材料としての有効利用の可能性を模索している.これまでにBFNSの複雑な粒子構造に起因すると考えられる良好な締固め特性や現地造成地盤の強度増加等を報告した．今回は，粒子構造やサクション，現地造成地盤の経時的強度変化を調べ，その関係を調べた．その結果BFNSが非常に大きな比表面積を有しており，粒子表面に微小な空隙が認められた．さらに，造成地盤の経時的な強度増加が認められた．今後は微小空隙における水の性質について調べ，経時的強度発現メカニズムについて検討する所存である．