令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

圧縮・圧密(2)

座長:山田 正太郎(東北大学)

[III-267] 締固めたベントナイトの膨潤変形に及ぼす吸水方向の相違の影響

〇山本 有雅1、伊藤 大知1、小峯 秀雄1、後藤 茂1、王 海龍1、関口 高志2、北原 慎也2 (1.早稲田大学、2.戸田建設)

キーワード:ベントナイト、膨潤変形、吸水方向、摩擦、放射性廃棄物処分

わが国では高レベル放射性廃棄物を地層処分とすることが有力視されている.この時,技術要件の点から緩衝材にベントナイトを用いることが検討されており,著者らは技術要件の1つである自己シール性を定量評価する方法および実験装置の提案を目指している.本論文では吸水方向の相違による膨潤変形への影響を調査するため,供試体下端面および上端面からの吸水による膨潤変形実験を行った.その結果,上端面吸水の方が下端面吸水と比較して,最大膨潤変形率が高くなった.この要因として,吸水方向の違いにより膨潤変形の開始位置が異なり,上端面吸水の方が供試体と実験用リング間の摩擦が小さくなることが挙げられる.

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