令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

圧縮・圧密(2)

座長:山田 正太郎(東北大学)

[III-268] 締固めた粒状体ベントナイトの吸水量と膨潤変形量および側圧に関する考察

〇市川 雄太1、小峯 秀雄1、後藤 茂1、関口 高志2、北原 慎也2 (1.早稲田大学、2.戸田建設)

キーワード:ベントナイト、膨潤、吸水、側圧、放射性廃棄物処分

低レベル放射性廃棄物の中深度処分においては,低透水層の材料として粒状体ベントナイトの利用が検討されており,その膨潤変形特性に関する研究が行われてきた.既往の研究の多くは,供試体の変形量のみを測定しており,吸水量を測定していない.そこで本研究では,変形量に加えて吸水量を測定し,両者の関係を考察した.また,3か所に設置した土圧計により供試体の側圧変化を測定し,吸水量・膨潤変形量との関係を考察した.その結果,供試体の飽和後において,供試体は吸水した水の0.89倍の体積を増大させることがわかった.また,不飽和段階では3つの側圧のばらつきが大きいが,飽和度の増加に伴い等方的な挙動に移行するとわかった.

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