令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

洗堀・浸食(1)

座長:内藤 直人(豊橋科学技術大学)

[III-270] 微動の計測条件が橋脚の健全度評価に及ぼす影響の考察

欅 健典1、内藤 直人2、渡邊 諭2 (1.鉄道総合技術研究所(現 東日本旅客鉄道株式会社)、2.鉄道総合技術研究所)

キーワード:橋脚、直接基礎、固有振動数、減衰定数、微動

河川の増水により橋脚周囲が洗堀を受ける場合があるため,橋脚基礎の健全度を把握することが橋りょうの維持管理において重要である.そこで著者らは橋脚基礎の健全度を評価する手法として橋脚天端両端部の微動計測結果を用いる新たな固有振動数同定手法を開発している.本手法は計測波形に対して複数の演算処理を行うため,従来手法より計測条件の要求が厳しくなる可能性が考えられた.そこで本稿では計測条件について,サンプリングレートに着目し基礎的な検討を行った結果,サンプリングレートが小さいほど固有振動数および減衰定数の同定誤差が大きくなる傾向が,計測波形のRMS値が小さいと顕著にみられた.

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