[III-276] 表面被覆補強した既設河川堤防の侵食防止効果に関する実験的検討
キーワード:河川堤防、越流破壊、表面被覆、耐侵食性
近年、豪雨による河川堤防の決壊が発生しており、今後、豪雨の発生頻度が増加するにつれ、被害が増加していく可能性が考えられる。そのため、超過洪水のような想定外規模の水害を軽減するためには、耐越流侵食性を向上させた河川堤防補強技術の開発が必要である。そこで本研究では表面被覆補強に注目し、小型堤防を用いた越流模型実験を実施し、盛土表面を被覆した際の盛土内の飽和度・間隙水圧の経時変化と侵食過程を計測した。盛土表面の被覆では盛土内の浸透にあまり差は生じなかった。耐越流侵食性の面において、遮水性が高いシートでの被覆は盛土表面の侵食を遅らせることができ、効果的であることを確認した。
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