トンネル(1)

[III-87] 安全かつ効率的な新型ロックボルト引抜き試験機の開発

〇村上 和哉¹、池田 廉¹、西川 幸一¹、間野 真至² (1.鹿島建設、2.ケー・エフ・シー)

キーワード：ロックボルト、山岳トンネル、品質管理、引抜き試験、作業効率化

山岳トンネル支保部材のひとつであるロックボルトの品質管理方法として，従来からロックボルト引抜き試験による地山への定着力確認が実施されている。この試験は壁面に設置したロックボルトに所定の引抜き荷重を直接作用させて，ロックボルトが引き抜けずにかつ荷重－変位曲線が弾性域内に収まることを確認する試験である。この試験に用いられる従来の機器は重量が大きく，加圧作業も人力を要する作業であることから，作業効率が悪く作業時の安全性にも課題があった。これらの課題を解決すべく軽量化・コンパクト化した新たなロックボルト引抜き試験機を開発したのでその仕様および効果について報告する。