令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地盤改良(3)

座長:中澤 博志(防災科学技術研究所)

[III-309] サンプリング試料を用いた脈状地盤改良工法の効果確認

井澤 淳1、小島 謙一1、速見 直紀2、前田 友章2、半井 恵介2、中谷 紘也3 (1.公益財団法人 鉄道総合技術研究所、2.西日本旅客鉄道株式会社、3.ジェイアール西日本コンサルタンツ株式会社)

キーワード:液状化、地盤改良、液状化試験

筆者らは、線路直下の道路ボックスカルバートの浮き上がり対策として脈状地盤改良工法1)を適用する地点において、試験施工と各種の地盤調査を実施し、液状化対策効果の確認を行っている。各種の密実化工法では、土の密実化による改良効果を期待しているが、実際には拘束圧の増加にも起因している。今回の試験施工においても、N値の増加に対して密度増加と拘束圧増加の影響が支配的な2つの層が確認できた。このうち拘束圧の増加とその緩和の影響について、サンプリング試料を用いた液状化試験を実施して検討した。その結果、拘束圧増加を緩和させて安全側に配慮した場合でも、十分な改良効果が得られることを確認した。

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