シールドトンネル

[III-355] シールドセグメント模型のM‐N挙動に与える偏圧の影響

〇益子 時佳¹、伊藤 和也¹、吉川 直孝²、平岡 伸隆²、古畑 拓馬¹ (1.東京都市大学、2.独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所)

キーワード：シールド、セグメント、曲げモーメント、軸力、破壊包絡線

シールド工法において，地山から受ける土圧や水圧に対して完成後のセグメントリングが安定を保つよう設計される．その際，施工時にセグメントに加わる荷重を考慮しない場合もある．しかしながら，シールド機のジャッキの押し引きに起因した荷重やシールド機とセグメントの競りによる荷重を間接的な原因とした災害事例が報告されている．本研究では，施工時荷重などがセグメントに与える影響を把握することを目的とし，無筋および鉄筋入りセグメント模型を作製し，単体曲げ試験および載荷除荷試験に供した．各セグメント模型に対して曲げモーメント（M）と軸力（N）の破壊包絡線を求め，各セグメントのM-N挙動を評価した．