令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

透水・浸透(1)

座長:松田 達也(豊橋技術科学大学)

[III-400] トレーサー試験における投入方法の検討

〇能美 大希1、鈴木 誠1、大瀧 修平1 (1.千葉工業大学)

キーワード:物質移行、移流分散、トレーサー試験、室内試験

地下水による汚染物質の移行を評価する際、一般的にはシミュレーションが用いられる。この際、シミュレーションに必要なパラメータは原位置でのトレーサー試験により求めることができる。トレーサー試験をするうえでは、目的に合わせた試験の計画が必要不可欠で、精度の高い測定にはトレーサー物質の選定や試験方法や観測方法の検討が重要である。その中でも投入方法は、試験目的や対象地盤により方法が異なるが、多孔質媒体を対象としたトレーサー試験の実施例が少ないため、汎用的な手法が定められていない。そこで、本稿では、多孔質媒体を対象としたトレーサー試験を実施し、投入方法について検討した。

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