[III-402] 盛土のり面における土中水分計測結果の考察
キーワード:土壌水分計、体積含水率、地下水位
近年短時間異常降雨による災害発生リスクへの対策が喫緊の課題となっている.盛土のり面の崩壊は集中豪雨が引き金となるが,表層部におけるものが大半を占め,要因として降雨の浸透による地下水上昇の影響が大きいと考えられる.本論は,高速道路の盛土のり面において土壌水分計等を設置し,盛土内の体積含水率・地下水位の挙動の考察を行った.調査地は神戸層群の砂岩・泥岩および礫岩を基盤とする脆弱化しやすい材料が用いられているのり面である.結果、降雨開始後表層付近の体積含水率が急上昇することによる斜面変形の危険性の高まりをとらえた.また,間隙水圧計のよる地下水位観測の有効性を示した.
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