令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地盤の動的挙動(1)(液状化)

座長:余川 弘至(中部大学)

[III-115] Vsを用いた液状化強度比推定法の適用性の検討ー東北地方太平洋沖地震時の江戸川河川敷を対象としてー

川村 淳1、北山 真1、志賀 正崇2、清田 隆2、山田 岳峰3 (1.ケミカルグラウト株式会社、2.東京大学、3.鹿島建設株式会社)

キーワード:液状化強度比、せん断波速度、有効応力解析

実務で行われているサンプリング手法の場合には、採取時の乱れの影響を受け、原位置の液状化強度比が適切に評価されていない事例があることが知られている。清田らは、原位置のせん断波速度計測、および原位置採取試料を現場密度に調整した再構成試料の室内試験を行うことで原位置液状化強度比を推定する手法を提案している。そこで、本研究では、東北地方太平洋沖地震で液状化の発生が確認されなかった江戸川河川敷の地点を対象に、清田らの手法と従来手法で評価した液状化強度比を用いた一次元有効応力解析を行い、その適用性を検討した。その結果、従来法と比較して、清田らの手法では地震時における現地の状況と整合する結果が得られた。

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