令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

透水・浸透(1)

座長:松田 達也(豊橋技術科学大学)

[III-407] 濃尾平野扇状地における長良川からの地下水涵養・流動経路

〇桑山 浩幸1、神谷 浩二1、井上 裕2 (1.岐阜大学、2.株式会社テイコク)

キーワード:地下水涵養、扇状地、河川

濃尾平野では,異常渇水に伴う地下水位低下と地盤沈下の再進行に備えるとともに,異常渇水時も含めて地下水を持続的に利用するためには,降雨等による地下水涵養量との量的バランスを管理しながら揚水量を制御することが重要である.本報告は,扇状地河川による地下水涵養機構の解明に資するものであり,地下水質や地下水涵養量データに基づいて長良川による地下水涵養量やその主要な経路について分析した.その結果,地下水質の観点から扇頂から扇央にかけての河川区間が主要な地下水涵養経路であること,扇央から扇端の河川区間では長良川右岸側から地下水が長良川へと流入し左岸側で地下水を涵養することが判明した.

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