令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

維持・補修

座長:橋本 涼太(広島大学)

[III-444] 道路土工と舗装の一体型診断に基づいた長寿命化修繕効果の確認

〇八嶋 厚1、村田 芳信1、苅谷 敬三1、中島 良光2、山本 和範2、石黒 健3 (1.岐阜大学、2.愛知道路コンセッション、3.前田建設工業)

キーワード:道路土工、舗装、長寿命化、FWD試験、2次元表面波探査、電気探査

南知多道路において、道路土工と舗装の一体型点検を実施した。この結果、MCI評価に基づいた舗装修繕が、FWD試験による舗装評価の劣る箇所と一致することが確認できた。一方、依然として十分な改善には至っておらず、今後の舗装の劣化進行が懸念されることが判明した。また、無補修区間では、路床改良を伴う軟弱層対策が実施されていることが予想された。そこで、舗装構造調査を実施した。これらの調査の結果、一体型点検による評価が、実際の状況を正しく捉えていること。また、支持地盤の不均一さが路面の劣化進行を促進すること。さらに、路床改良による安定した支持力の確保が舗装の長寿命化に大きく貢献することが確認された。

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