[III-322] Effects of Curing Temperature on the Strength Development of Cement-Treated mud soil (Part 3:Cement Hydrate, Pore structure)
Keywords:Cement-treated soil, Unconfined compressive strength, Curing temperature, Cement hydrate, Pore structure
セメント系材料による土質改良は、室内配合試験によってセメント種類や添加量が選定されるが、現場と室内配合試験では環境温度や断熱条件が異なるため、温度履歴に乖離が生じ、強度発現性が異なることが考えられる。筆者らは、養生温度20~40℃では強度と積算温度は概ね相関関係にあるが、60℃では強度増進が大きく、相関が低下することを確認した。本検討では、その要因把握を目的に、養生温度がセメント改良土の水和生成物、空隙分布に与える影響について評価した。その結果、60℃ではフリーデル氏塩生成量の増加,組織の緻密化を確認し、温度域により水和生成物が異なり、強度発現性に影響を及ぼしうることを明らかにした。
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