土質安定処理(1)

[III-323] Quality assessment of compacted-cement treated soil using needle penetration tests (Part I: measurement of needle penetration resistance by desktop/in-situ inserting type of needle penetration apparatus)

〇Hiroyasu Ishii¹, Makiko Kobayashi¹, Tadafumi Fujiwara¹, Tomoyuki Aoki¹, Kiyonobu Kasama² (1.TAISEI Corporation, 2.Tokyo Institute of Technology)

Keywords:improved soils, penetration test, unconfined compressive strength

著者らは従来の「携行型」に加えて「挿入型」の針貫入抵抗測定機を開発し，セメント改良土地盤の強度分布を細やかに把握しつつ，データ取得に際しての労力・費用削減を図る品質検証法を検討している。本報では，室内にて作製した締固め安定処理土を対象に測定実験を行った。各層締固め後の仕上がり高さ15cm，5層で造成した地盤にて7本ボーリングを行い，これを調査孔に全700点の針貫入抵抗を測定した。結果の分析を通しては，多点のNp測定にて締固め安定処理土特有の細かな強度分布特性が把握できることを示すとともに，締固め面からの距離に応じた締固め度の影響を排除したばらつき判定指標として正規化した針貫入勾配を提案した。