地盤の動的挙動(1)(液状化)

[III-119] Stress-strain relation of shaking table tests simulating construction of sand compaction piles.

〇Shinsuke Kusakabe¹, Junichi Koseki², Harada Kenji¹ (1.Fudo Tetra Corporation, 2.The University of Tokyo)

Keywords:sand compaction pile, liquefaction, shaking table test

液状化対策としてのサンドコンパクションパイル工法による地盤改良効果は，締固めによる密度と水平土圧の増加以外に，引抜き・打戻しを繰り返すことによるひずみ履歴の影響を受けることが指摘されている．本報では改良率を変化させ，改砂杭打設をした改良地盤において模型振動台実験を重力場で実施し，応答加速度と過剰間隙水圧の挙動から応力ひずみ関係を算定し比較を行った．その結果，改良率の低い地盤では免震挙動を示し，改良率の高い地盤ではサイクリックモビリティー現象が表れた．また，改良率の高い地盤のせん断剛性が高い傾向を示した．