令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

透水・浸透(2)

座長:宮本 慎太郎(防衛大学校)

[III-408] 透水履歴の違いが盛土の内部変状に及ぼす影響

〇中島 晃司1、河井 克之1、桒原 大介2、岩切 孝太3 (1.近畿大学、2.五洋建設、3.大豊建設)

キーワード:透水、内部侵食、粒度分布

河川水や降雨の浸透にともなう内部侵食の発生によって,盛土の安定性の低下が懸念されている.内部侵食による土の変状が,盛土の安定性に与える影響については不明瞭なところが多く,また,非定常的な浸透条件とそれに伴う盛土の内部変状を体系づけた研究成果は数少ない.本研究では,河川堤防を模擬した盛土模型に対して,異なる透水履歴を与えて透水実験を行った.そして,透水履歴の違いが盛土の内部変状に及ぼす影響を調査した.透水中の排水流量および実験後の粒度分布の変化を調査したところ,盛土の内部変状には,「地下水位の変動回数」と「地下水位高さ」が大きく関係することが示唆された.

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