地下空洞と地下構造物

[III-456] Effect of connected length in longitudinal direction reinforcement of precast arch culvert

〇Hirohiko Kusaka¹, Masanori Nakazawa¹, Hirotake Nakamura², Munehiro Saeki³, Motohiro Mano³, PEIZHE LV³, Shunya Yamazaki⁴, Tsubasa Noda⁴ (1.Nippon Expressway Research Institute, 2.Central Nippon Expressway Company, 3.Eight-Japan Engineering Consultants, 4.Public Works Reseach Institute)

Keywords:precast arch culvert, longitudinal direction reinforcement, reinforcement, connected length

平成23年東日本大震災などで被災・損傷が発生した3 ヒンジ式プレキャストアーチカルバートについて，既往の検討からカルバート躯体を縦断方向にシートで連結すると，躯体が一体として挙動し補強効果が得られることが確認されている．このシートによる連結は，形状効果を考えると，ある一定範囲以上は縦断方向に躯体が連結された状態を保つことが良いと考えられる．そこで本研究では3 次元FEM 解析により躯体の縦断方向への連結による形状効果について分析し，連結長さの影響について検証した．解析の結果，躯体を縦断方向に躯体高程度の範囲で連結できていれば，形状効果により躯体の縦断方向への挙動が効果的に抑制できることが確認された．