令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

安全性・信頼性(1)

座長:伊藤 和也(東京都市大学)

[III-286] 堤体基礎の支持力と天端舗装の縦断亀裂の関係

朱 発瑜1、平田 武史1、深見 秀隆1、平野 浩之1、杉井 俊夫2、山田 雄大3 (1.大日コンサルタント株式会社、2.中部大学、3.春日井市役所)

キーワード:液状化、天端舗装、縦断亀裂、堤体基礎地盤の支持力、粘性土、圧密沈下

2011年に起きた東北地方太平洋沖地震では、液状化を原因として堤防が縦断方向に崩壊したとされている。本研究は、堤体の液状化による被災の要因が、堤体基礎地盤直下の粘土・シルト層の圧密沈下部分に雨水や河川水の浸透水が溜まることにより形成される「閉封飽和域」であることに着目し、揖斐川左岸堤防において、宇野らが提案した粒度組成の表現図と、沈下による堤防天端の縦断亀裂の調査(Google利用)との相関性を検証した。その結果、堤体基礎地盤直下の粘土・シルト層が7m以上続く場合、縦断亀裂が発生しているといった、ある一定の相関性が見いだされた。

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