令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

土質安定処理(2)

座長:乾 徹(大阪大学)

[III-326] 再生二水石膏を用いた中性固化材の開発~練り返しによる強度への影響検証~

郭 嘉1、佐藤 研一1、藤川 拓朗1、古賀 千佳嗣1、小堺 規行2、吉田 雅彦2、植田 竜也2、太田 敏則3 (1.福岡大学、2.住友大阪セメント株式会社、3.中央環境開発株式会社)

キーワード:中性固化材、再生二水石膏、コーン指数

近年、建築物の解体工事に伴って発生する廃石膏ボードの発生量の増加により、再資源化の促進が喫緊の課題となっている。その解決策のひとつとして、廃石膏ボードをボード紙と石膏に分離処理することで得られる再生石膏の有効利用が挙げられる。しかしながら、改質土の適用環境によっては、重機走行による練り返しや交通荷重等の繰り返し載荷の影響を受け、強度低下が生じる可能性がある。本研究では、固化材混合直後に作製した供試体を所定期間養生した場合(以後、不攪乱改質土)と所定期間養生後の改質土を突き固めて供試体を作製した場合(以後、練り返し改質土)のコーン指数(qc)を対比することによって、それらの影響を検証した。

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