令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

土質安定処理(2)

座長:乾 徹(大阪大学)

[III-329] 上載圧下で養生したセメント安定処理土供試体の針貫入勾配の分布

藤本 哲生1、寺嶋 瞬1、大迫 将輝1、山下 凌平1、鈴木 素之2 (1.大阪工業大学、2.山口大学大学院)

キーワード:セメント安定処理、上載圧、針貫入試験、排水距離

著者らは,これまでにセメント安定処理土が養生初期から受ける上載圧の影響により強度が増加することを明らかにした.本研究では,その強度増加特性に及ぼす排水距離の影響を明らかにすることを目的とし,著者らが開発した小型圧密養生装置を用いて片面排水条件において上載圧を作用させながら安定処理土供試体を養生し,所定期間経過後に供試体側面の複数箇所において針貫入試験を行い,針貫入勾配と排水距離との関係,さらに,含水比と排水距離との関係を調べた.その結果,上載圧下で養生した安定処理土供試体は,水和反応の影響により排水距離によって含水比だけでなく針貫入勾配も異なることを明らかにした.

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