令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

土質安定処理(2)

座長:乾 徹(大阪大学)

[III-333] 固化材と脱水材を併用した浚渫土の高強度固化処理検討

江守 辰哉1、上野 一彦1、渡部 要一2、和泉 大志2 (1.五洋建設、2.北海道大学)

キーワード:固化処理土、浚渫土、高強度、生石灰、消化吸収反応

現在,国内の港湾工事に伴って年間約2,000万m3の浚渫土が発生しており,浚渫土の処分場が慢性的に不足している.浚渫土の有効利用方法の1つとして固化処理工法が挙げられるが,一般的な固化処理土の一軸圧縮強さは大きくても2~3MPa程度である.また近年では,浚渫土の更なる有効利用を目指して,高圧フィルタープレスによる機械脱水や低含水比に調整した浚渫土を用いた固化ブロック作成手法などによる10MPa以上の高強度固化処理土の提案がされている.本稿では生石灰が有する化学的な脱水作用に着目し,浚渫土とセメントに生石灰を添加して固化処理土を作製したので,その強度特性とフレッシュ性状について報告する.

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