令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

杭・基礎工(2)

座長:松村 聡(港湾空港技術研究所)

[III-378] 3次元微動探査を用いた支持層岩盤深度の面的把握

小西 千里1、斎藤 秀樹1、平松 晋一1、田中 麗路2、水本 雅夫2 (1.応用地質株式会社、2.三井住友建設株式会社)

キーワード:3次元、物理探査、微動探査、支持層岩盤

建屋の支持層となる岩盤の深度分布を面的に把握するため,3次元微動探査を実施した.3次元微動探査結果による岩盤深度の推定結果はボーリング結果と高い相関性を示したが,その深度推定精度はボーリングと同等ではなかった.そのため,ボーリングデータを一次データ,微動探査結果から得られたS波速度の等値面深度を二次データとしたコクリギングを用いて岩盤深度分布を推定した.本手法により,精度は高いがデータ密度は空間的に疎であるボーリングデータと,精度は劣るがデータ密度は空間的に密である3次元微動探査結果のお互いの長所を生かした効率的で経済的な調査が可能となった.

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