令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

透水・浸透(3)

座長:山口 恵美(関東学院大学)

[III-419] 道路沿線の斜面を対象とした降雨の浸透を考慮した 剛塑性有限要素法を用いた斜面安定解析

〇中村 裕貴1、西山 柾克1、赤木 寛一1、小西 真治2 (1.早稲田大学、2.東京地下鉄株式会社)

キーワード:斜面安定解析 、飽和不飽和浸透流解析、剛塑性有限要素法

近年,気象の極端化による短時間での集中豪雨により,各地で土砂崩れによる被害が報告されている.降雨による斜面崩壊の主な要因としては大きく3つあり,降雨の浸透に伴う単位体積重量の増加,サクションの低下による見かけの粘着力の減少,降雨の浸透等による浸透水圧の作用が挙げられる.そこで,著者らは飽和不飽和浸透流解析と剛塑性有限要素法を組み合わせた手法を用いて,これら3つの要因全てを考慮した斜面安定解析を実施し,避難警報システムに適用出来るような合理的なシミュレーション方法を検討している.本研究では上述の手法を活用し,ある道路沿線の斜面を対象としてその適用性を検討した.

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