[III-463] Experimental study on deterioration of over-consolidated clay barrier layer due to steel pipe pile construction
Keywords:permeability, clay layer, over-consolidation, pipe pile, helical pile, deterioration
汚染地盤に杭を施工する際、粘土層の遮水性能低下による汚染拡散が危惧される。そこで本研究では2種の実験を行なった。一方は杭施工に伴う乱れを調べるため杭施工後の杭周辺土の含水比分布を計測し、他方は過圧密状態での施工前後の層の遮水性能を調べるため施工前後の層の平均的な透水係数を計測した。含水比計測の結果、杭近傍で含水比低下が確認できたため、土の密度増加に伴う土自体の透水性低下と、杭や羽根の通過による隙間の形成に伴う層の遮水性低下の可能性が指摘できた。一方、透水試験の結果、層の平均的な透水性はほぼ変化しなかったため、過圧密比約2.4の地盤では杭施工は粘土層の遮水性能低下を引き起こさないことが分かった。
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