安全性・信頼性(2)

[III-293] 北海道胆振東部地震における被災者に寄り添った支援の取組

〇山本 淳司¹、藤永 壮毅¹、西山 健一¹、江澤 幸介¹、佐々木 将仁¹、須志田 健¹、櫻井 英文¹ (1.札幌市建設局)

キーワード：平成30年北海道胆振東部地震、被災者支援、現地事務所、清田区里塚地区

2018年9月6日に発生した北海道胆振東部地震により,札幌市清田区里塚1条1丁目及び里塚1条2丁目の一部では地盤が大きく沈下し,道路・公園などの公共施設や里塚地区約140戸の家屋の内,80戸以上で半壊以上の被害が発生するなど甚大な被害が発生した.札幌市では，被災地に現地事務所を設置し，被災者個々の状況に応じて生活再建への道を示すなど被災者に寄り添った対応を行ってきた．その結果，里塚地区で被災したすべての方が生活再建の意思決定ができており，被災後，避難を余儀なくされた多くの世帯が里塚地区に戻ってくることを決め，地域が願っているコミュニティの再生に向かっている．