令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

土質安定処理(3)

座長:近藤 益央(土木研究所)

[III-336] 土質特性がシールド工法に適用される気泡混合土の流動性に及ぼす影響

乾 徹1、三池 瑠衣1、木村 志照 2、三浦 俊彦2、緒方 奨1 (1.大阪大学、2.大林組)

キーワード:気泡シールド工法、流動性、粒度分布、コンシステンシー

気泡シールド工法では,掘進中の気泡混合土の流動性を安定的に維持することが必要であり,起泡剤の種類,濃度,発泡倍率,注入量といった施工要因と掘削土砂の粒度,コンシステンシー特性といった土質要因が主に影響を及ぼすと考えられる.本研究では,粒度や細粒分含有率が異なる4種類の試料土から作製した気泡混合土の流動性と比重の時間変化を計測し,掘削土砂の土質特性が気泡混合土の流動性とその時間変化に及ぼす影響を評価した.その結果,砂質土においては低濃度・高発泡倍率,粘土分を含む液性限界の比較的高い土では,高濃度,低発泡倍率での施工が流動性を確保する上で適切であることが確認された.

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