令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

土質安定処理(3)

座長:近藤 益央(土木研究所)

[III-339] 砕石スラッジ水の流動化処理土への適用に関する基礎的研究

横山 卓哉1、馬越 伸二1、市田 俊二1、八倉 成美1 (1.キクノ)

キーワード:流動化処理土、砕石スラッジ水、一軸圧縮強さ、フロー値、ブリーディング率

建設発生土の有効利用を促進する材料として流動化処理土が広く利用されているが,品質を確保するためには原材料となる建設発生土や泥水の調整が重要となることが知られている。また,建設分野の主要材料である骨材については,資源の枯渇化や環境保全の観点より,天然骨材から砕石・砕砂などの人工骨材へ移行が進み,副産物として砕石スラッジ水が多量に捕集され廃棄処分されている。本報では,流動化処理土の構成材料である泥水に砕石スラッジ水を用いた場合の性状評価を行った。その結果,砕石スラッジ水密度を調整することにより品質の安定した流動化処理土の配合設計が可能であり,泥水としての砕石スラッジ水適用への可能性を示唆した。

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