[III-342] 粒径の異なる無水セッコウを用いたセメント系固化材の一軸圧縮強さ
キーワード:無水セッコウ、粒径、セメント系固化材、エトリンガイト、一軸圧縮強さ
セメント系固化材の強度発現において主要な役割を果たす反応は、エトリンガイト(以下、AFt)の生成である。AFtの生成には、無水セッコウのような硫酸塩が重要となる。そこで、無水セッコウの粒径に着目し、粒径の異なる無水セッコウを用いたセメント系固化材の強度発現性の確認を行った。確認を行った結果、無水セッコウの粒径が小さくなるほど、AFt相の生成量が増加するため、一軸圧縮強さが大きくなることが分かった。また、初期材齢である材齢7日の一軸圧縮強さの改善効果は、無水セッコウの粒径が小さくなるほど大きいことが分かった。
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