令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

杭・基礎工(3)

座長:中村 圭太(港湾空港技術研究所)

[III-385] 開端杭管内の狭窄形状が閉塞効果の促成に及ぼす影響

佐藤 宇紘1、平島 祐希1、大谷 順1、菊池 喜昭2 (1.熊本大学、2.東京理科大学)

キーワード:鋼管杭、閉塞効果、X線CTスキャナ、管内狭窄

大規模構造物に使用される大口径鋼管杭の鉛直支持力問題において,先端閉塞効果の発現メカニズムには未だ不明な部分が残されており,高精度の支持力推定が難しい。大口径鋼管杭の施工管理の容易さ,費用対効果も含め,工法の選択肢を増やすことが求められる。本研究では杭先端内部構造を改良して閉塞効果を促成することを試み,模型杭管内の形状(管内狭窄形状)を変えた模型実験を行い,閉塞効果の発現状況とX線CTスキャナ計測による杭先端地盤挙動との関連性を考察した。その結果,管内土のすべりを抑制し,管内の広範囲で摩擦抵抗を分散支持する管内狭窄型が閉塞効果の促成に有効であることが分かった。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン