令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

杭・基礎工(3)

座長:中村 圭太(港湾空港技術研究所)

[III-387] 土質材料に着目したプレボーリング拡大根固め部のソイルセメントの強度・変形特性

椿 貴裕1、佐藤 研一1、藤川 拓朗1、古賀 千佳嗣1、廣田 武次1、稲本 裕二2、宮坂 博信3 (1.福岡大学、2.リーフ エア株式会社、3.有限会社宮坂設計)

キーワード:根固め部、一軸圧縮強さ、有機物含有量

根固め部には掘削残土及び孔壁崩壊を防止する杭周固定液が充填され、注入されたセメントミルクはプラントで混錬された状態と相違する。これらを踏まえ現在、根固め部から未固結状態のソイルセメントを採取し28日養生の圧縮強度を確認する品質管理が行われている。また、3日養生圧縮強度が確認されるまでは規定の2倍程度のセメントミルクを孔内に注入し、根固め部に十分なセメント分を確保し品質を担保しているのが現状である。そこで本研究では、根固め部の確実な強度確保を図るため混和剤を用い、セメントミルクと掘削残土が混合した状態での強度発現効果について特に土質試料に着目し一軸圧縮強度にて評価した結果について報告する。

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