[III-149] 帯鋼補強土壁の地震時挙動における補強材敷設領域の影響に関する実験的考察
キーワード:帯鋼補強土壁、動的遠心模型実験、補強材敷設領域
帯鋼補強土壁工法とは,帯状の鋼製補強材に働く摩擦力によって,多分割型の直壁を支え,盛土を補強する工法である.本研究は,高さ8.25mの帯工補強土壁を対象とし,主働領域における補強材の有無をパラメータとした二種類の実験ケースを設定した.遠心加速度20G場において分割型壁面の帯工補強土壁に対して動的遠心模型実験を実施した結果,主働領域内の補強材の有無は壁面変位を抑制することがわかった.また加振中の議論から,場所によって壁面変位と補強材張力との関係に差異があることや,その差異が加振度の変形推移に影響することがわかった.
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