令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

杭・基礎工(3)

座長:中村 圭太(港湾空港技術研究所)

[III-389] アーバンリング工法を用いた橋脚基礎の正負交番載荷試験による性能評価

大場 雄登1、後藤 宏輔1、松岡 馨2、中西 克佳3 (1.JFEスチール、2.JFE建材、3.JFE設計)

キーワード:アーバンリング、鋼製セグメント、RC基礎、帯筋、正負交番載荷試験

近年,立体交差部や道路近接等の狭隘地における老朽化した橋脚基礎の更新需要は増加しており,対応する工法としてシールドトンネル用立坑を構築する技術であるアーバンリング工法を仮設土留めとし,RC基礎を構築する工法がある(アーバンリング鋼材は埋殺し).筆者らは,アーバンリングを仮設土留めとしてだけではなく,RC基礎本体の帯筋として評価する合成構造基礎とすることで,さらなる合理化を図った.本稿では,従来工法であるRC基礎と合成構造基礎の縮尺試験体を用いた正負交番載荷試験を実施し,合成構造基礎が従来工法のRC基礎と同等以上の耐力および繰り返し変形性能を有することを確認した結果を述べる.

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