令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

現場計測(1)

座長:安井 利彰(前田建設工業)

[III-425] 設置自由度の高いズームレンズ搭載型落石監視装置の開発

〇谷 卓也1、水野 史隆1、本間 直樹2、小島 一紘2 (1.大成建設株式会社、2.日興電気通信株式会社)

キーワード:落石、山岳トンネル、切羽監視、安全確保、画像認識

筆者らは山岳トンネル施工における切羽作業の安全確保を目的として,切羽監視人を補助する落石監視装置の開発を行ってきた.これまで,1秒間に約40フレーム撮影した画像を連続処理することで,監視範囲内で発生する1cm程度以上落石を0.1秒以下で判定・警報する装置を開発し,現場適用を進めている.しかしながら,現行機は単焦点レンズによる監視装置であり,設置場所が限られていた(例えば,切羽からの距離5m).そこで,この装置をズームレンズ搭載型とすることで,設置可能な範囲を広げた.この機器の詳細と山岳トンネル以外に作業用道路の崖面監視に適用・試行した事例について述べる.

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