令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

現場計測(1)

座長:安井 利彰(前田建設工業)

[III-426] 光ファイバによるダム基礎処理工における施工管理法の高度化

〇小原 隆志1、小泉 悠1、黒川 紗季1、今井 道男1、川端 淳一1、松本 信也1 (1.鹿島建設株式会社)

キーワード:光ファイバ、ひずみ計測、ダム、注入、亀裂、目開き

ダム工事では,堤体下における岩盤の亀裂に対してセメントミルクを注入し,岩盤の止水性を向上させる基礎処理工が施工される.しかし,注入圧力の選定など,適正な施工管理が行われない場合には,注入の形態は浸透型から割裂型へと変化し,亀裂の拡大により止水性の確保が困難となる.目開きを計測する従来技術として,岩盤変位計が挙げられるが,計測されるのは2 点間の累積変位であり,目開きの発生箇所が特定できないという課題があった.そこで,光ファイバによる分布型ひずみ計測技術に着目した.ダム現場に導入してその有効性を検証したので,ここに報告する.

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