現場計測(1)

[III-427] Monitoring of Crack Opening caused by Grouting by Distributed Optical Fiber Sensing

〇Yu Koizumi¹, Saki Kurokawa¹, Takashi Obara¹, Michio Imai¹, Junichi Kawabata¹, Makoto Okayama¹ (1.Kajima Corporation)

Keywords:Optical Fiber, Distributed Strain Sensing, Dam, Grouting, Crack, Opening

ダム工事では，堤体下における岩盤の亀裂に対してセメントミルクを注入し，岩盤の止水性を向上させる基礎処理工が施工される．しかし，注入圧力の選定など，適正な施工管理が行われない場合には，注入の形態は浸透型から割裂型へと変化し，亀裂の拡大によって止水性の確保が困難となる．光ファイバを用いた分布型ひずみ計測技術の精度ならびに提示した計測コンセプトの適用性検証を目的に，ダム現場の明かりヤードにて，意図的に注入圧力を高め，強制的に発生させた目開きのひずみを計測する野外試験を実施したので，その結果について報告する．