[III-151] 補強材の引抜き変位量と剛な分割壁面に作用する鉛直土圧に着目した遠心模型実験
キーワード:遠心模型実験、帯鋼補強土壁、降下床実験
剛体壁面は線形な変形挙動を示すが補強土壁に用いられるような多分割型壁面は非線形な変形挙動を示すため,その壁面土圧を計測的に解明することが困難である.さらに,補強材の引抜き抵抗力は僅かに壁面が変形することで発現する.この実態に基づくつり合いが不明瞭なため,力学状態を適切に評価できない.そこで,本研究では,壁面土圧と補強材の引抜き抵抗力の関係を解明することを目的に,遠心場において補強材の引抜き実験を行った.本実験は補強土壁の一要素の挙動に着目して,計測困難な水平土圧ではなく鉛直土圧の問題に置換して行った.実験の結果,補強材周辺で,壁面に作用する鉛直土圧が卓越する分布になることが分かった.
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