令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

凍結・凍上

座長:川端 伸一郎(北海道科学大学)

[III-304] グラウンドアンカーへの凍上対策に関する試験施工

山木 正彦1、佐藤 厚子1、畠山 乃1、池田 淳2、飯塚 孝之2、中村 剛3 (1.土木研究所寒地土木研究所、2.日特建設株式会社、3.日本基礎技術株式会社)

キーワード:凍上、法面保護工、試験施工

北海道のような寒冷地においては,グラウンドアンカーがのり面の凍上により被災し,その機能が損なわれ,維持管理上の問題となっている.ここでは,北海道苫小牧市内の試験フィールドにおいて,グラウンドアンカーに作用する凍上力を抑制する対策(断熱対策に着目)に関する試験施工を行った.その結果,断熱対策により冬期の地盤凍結深を抑制することで,グラウンドアンカー受圧板に作用する荷重(凍上力)を抑制できることがわかった.しかし凍結深が最大となる日時と凍上力が最大になる日時は一致せず,凍上力は凍結深最大後に数日経過後に最大となった.

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