令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

杭・基礎工(4)

座長:澤村 康生(京都大学)

[III-392] 増し杭工法における鋼製外殻および既設橋脚の接合処理に関する数値解析的検討

奥田 勝稀1、寺本 俊太郎1 (1.摂南大学)

キーワード:杭基礎、群杭基礎、増し杭工法、有限要素法

地震により設計指針が改訂されてきた経緯から,構造物に高い耐震性能が求められており,既設構造物に対して様々な耐震補強が施工されている.本研究が対象とする増し杭工法は,構造物の基礎に対する耐震補強方法であり,既設基礎の周囲に新設基礎を構築・一体化する工法であるが,新旧フーチングの接合処理に多大な労力を要していることが施工上の主要な問題点として挙げられる.そこで本研究では,鋼製外殻および鉄筋による無鉄筋の鋼コンクリート構造とした,合理的な増し杭工法の開発を目指す.本稿では,鋼製外殻上面部と既設橋脚の接合条件と鋼製外殻高さを変えた数値解析を実施し,上記が群杭の力学挙動に及ぼす影響について報告する.

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