令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

補強土(1)

座長:峯岸 邦夫(日本大学)

[III-153] 薄型軽量壁面材と改良土を用いた補強土壁工法の開発

〇中谷 登1、三村 明恵1、鈴木 和成2 (1.大日本土木株式会社、2.三井化学産資株式会社)

キーワード:補強土、改良土、載荷試験

一般的な補強土壁に用いる盛土材は,補強材との摩擦抵抗を十分に得られる砂などの細粒分の少ない材料を選定する必要がある.筆者らは,現地発生土の有効利用を図る目的のため,薄型軽量のプレキャストパネルと鋼製枠を組み合わせた壁面材と壁面近傍に改良土(短繊維混合安定処理土)を使用することで施工性を向上させた補強土壁工法(ハイビーネオ)の開発を行った.中規模土槽で本工法の試験盛土を構築し,載荷試験を実施した.その結果,改良土の効果により壁面パネルにはほとんど土圧が作用しないことを確認した.本工法の適用事例でも壁面パネルの軽量化により作業性が向上し,改良土の効果により高い鉛直性が確保されることが確認された.

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