令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

現場計測(2)

座長:佐藤 祥昭(川崎地質㈱)

[III-436] 土留め鋼矢板の掘削・引抜きに対する沈下予測に関する検証

〇袋井 孝洋1、並川 武1、川西 敦士1、隅谷 康平1 (1.前田建設工業株式会社)

キーワード:鋼矢板引抜き、土留め掘削、数値解析、現場計測、近接施工

近年、土留め鋼矢板による掘削・引抜きに起因する背面地盤の沈下によって、
近接木造家屋への被害が生じる事例が増加している。これらの被害程度は
基礎地盤の傾斜角度に依存することから、影響検討には数値解析による変形
挙動の把握が重要とされているが、そのような数値解析事例には前例がない。
そこで本稿では、実現場の土留め掘削時・引抜時を対象とした数値解析に
よる予測値と実測値との差異を検証した。
結果として掘削時は予測値と実測値が概ね整合し、引抜き時も急激に沈下が
進行した土留め近傍では予測精度が劣るものの、土留めから離れるにつれて
予測精度が高くなることを確認した。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン