令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

補強土(1)

座長:峯岸 邦夫(日本大学)

[III-154] 両面アンカー補強土壁を対象とした動的遠心模型実験-補強材引張力の比較-

〇林 豪人1、小浪 岳治1、三浦 均也2、大黒 華林2 (1.岡三リビック、2.豊橋技術科学大学)

キーワード:補強土工法、遠心力模型実験、振動台実験

近年,特に橋台アプローチ部において,独立式の両面アンカー補強土壁もしくは緊結式の両面アンカー補強土壁の両面アンカー補強土壁が適用される場合がある。両面アンカー補強土壁の土圧の算定には、独立式では主働土圧,緊結式では静止土圧が用いられ、それぞれの土圧に抵抗するように補強材の張力を算定している。そこでそれぞれの両面アンカー補強土壁を対象とした動的遠心模型実験を実施し,補強材引張力の加振中の最大値と設計値の比較を行った。その結果、加振中の緊結式のアンカー補強土壁の引張力の最大値は独立式のアンカー補強土壁と比較して概ね大きいこと、いずれのアンカー補強土壁の引張力の最大値は設計値を下回ることが分かった。

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