令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

リサイクル・廃棄物

座長:山中 光一(日本大学)

[III-473] 発生土を主体としたガラ混じり土の地盤工学的特性

〇宍戸 祐佳里1、鬼塚 信弘1,2 (1.木更津工業高等専門学校、2.地盤工学会)

キーワード:コンクリートガラ、発生土、ガラ混じり土、一軸圧縮試験

今日では、年間約6千万tのコンクリートガラが発生しており、97%が再利用されているが、気象災害等で今後大量発生することが予想される。そこで有効利用の一環として、ガラ混じり土を検討したが、特にコンクリートガラの細かい粒子に着目して粒度調整することで、強度がさらに向上するのではないかと考えた。本研究では、粒度調整したコンクリートガラと粘性土相当の発生土を混合し、一軸圧縮強度で強度を比較、細かい粒子が強度向上にどれほど起因しているか解明することを目的とした。結果、コンクリートガラと、特に細かい粒子を混合するほど一軸圧縮強度が向上し、コンクリートガラ内の粒度調整は有効であることが確認できた。

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