リサイクル・廃棄物

[III-478] 平板比較法によるNa型およびCa型ベントナイトの熱伝導率の測定および同程度の含水比における熱伝導率と乾燥密度の関係の考察

〇金田 舜¹、小峯 秀雄¹、後藤 茂¹、王 海龍¹、伊藤 大知¹ (1.早稲田大学)

キーワード：ベントナイト、放射性廃棄物処分、平板比較法、熱伝導率

高レベル放射性廃棄物処分において緩衝材としてベントナイトを用いることが有力であるが，廃棄体からの崩壊熱によりベントナイトの有する機能の低下が懸念されるため，ベントナイトの熱的性質に関する研究が進められている．既往研究では非定常法により測定が行われているが，信頼性の高いデータを取得するためには定常法による測定も行う必要がある．そこで本研究では供試体側面を断熱した状態で定常法の平板比較法により，乾燥密度とベントナイトの種類を変えて熱伝導率を測定し，その影響について考察した．その結果，熱伝導率と乾燥密度には正の相関があることおよびモンモリロナイト含有率の違いが熱伝導率に影響を及ぼすことが推察された．