令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

斜面(2)

座長:藤井 幸泰(名城大学)

[III-13] JR山田線斜面崩壊災害 対策工とその後の管理

〇熊谷 直矢1、佐々木 勝法1、村岡 洋2、菅原 寛文3 (1.東日本旅客鉄道株式会社 盛岡土木技術センター、2.東日本旅客鉄道株式会社 構造技術センター、3.東日本旅客鉄道株式会社 盛岡支社設備部工事課)

キーワード:グラウンドアンカー、緊張力、リフトオフ試験、緊張力計測

2015年12月11日,山田線松草・平津戸間47k500m付近において斜面崩壊が発生し,線路内に流入した土砂に列車が乗上げ脱線した.崩壊規模は,幅32m,長さ25m,深さ1m,崩壊土量700㎥と大規模な災害であった.対策工は,グラウンドアンカー工と排土工の併用を実施し,2017年11月5日,運転を再開した.供用後の維持管理は,グラウンドアンカーの緊張力計測及び経年的な変化を把握している.グラウンドアンカーは,施工が完全に行われていても地盤や地下水など周辺環境の影響を受けやすい.本稿では緊張力の推移とその緊張力低下の有無について詳述する.

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