令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

斜面(2)

座長:藤井 幸泰(名城大学)

[III-15] のり面排水施設における溢水対策の効果検証

〇久田 裕史1、村上 豊和1、高部 一彦2 (1.高速道路総合技術研究所、2.日本工営)

キーワード:のり面、排水、溢水、模型実験

高速道路におけるのり面崩壊の約半数に排水構造物が直接関与しており,その中でのり面排水の合流部における溢水が崩壊要因の一つであると報告されている。NEXCOではこの合流部の溢水防止対策を実施しており,そのひとつである簡易対策工の効果を確認するために水理模型実験を実施した。対策構造は,既存の集水ますの下流側たて溝に半割コルゲートのふたを設置することで水の跳び出しを防ぐというものであり,複数の勾配および流量で実験を実施した。その結果,簡易対策工は標準的なますに比べて許容通水量が大きくなり,勾配が緩いほどその効果が大きくなることがわかった。

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