令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

斜面(2)

座長:藤井 幸泰(名城大学)

[III-16] ジオセルを用いたのり面保護工に関する模型試験

〇古矢 達也1、川口 貴之1、中村 大1、川尻 峻三1、原田 道幸2、安達 謙二3 (1.北見工業大学、2.(株)東京インキ、3.(株)岡三リビック)

キーワード:のり面保護工、斜面安定、降雨浸透、侵食

積雪寒冷環境では,凍結融解作用を受けた斜面の極表層が春先の融雪水や夏季の大雨によって崩壊することが多い.このため施工性や排水性等を向上させたのり面保護工を新たに開発するために試験条件を変化させた模型試験を実施した.

ジオセル層(中詰め材)の砂質土は雨滴等による耐侵食性には問題があるものの,砕石層に比べて浸透水量は抑制された.一方で,のり面表層の砕石層は裸地と比べて雨滴等による耐侵食性は向上するものの,浸透水量は明らかに増加した.

本試験結果から,のり面保護工を砂質土層と砕石層の2層構造にすることで,浸透抑制機能を高められる可能性を見出した.

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